2017年12月31日日曜日

カイワレ大根のしっぱい

独身寮に住んでたころ、屋上にプランタを置いて色々栽培してる奴がいた。 彼はマメな性格で、毎日しっかり観察し、水やりし、ひつようなら施肥を施したりしていた。(←なんか頭痛が痛いみたいな変な日本語か) で、収穫があると馳走にあずかることもなんどかあった。 米、大豆、とうもろこし、…。 屋上のプランタでは根がしっかりと張れないので栽培は難しいのだけど、彼はうまくやっていた。

自分はズボラな方なので、毎日欠かさず手を掛けるようなものは向かない。 それでも何かちょっとくらい作ってみたくなった。 彼のプランタをちょっとだけ間借りして、あまり手を掛けずに済みそうなカイワレ大根の種を撒いて見た。 で、どうなったかというと、大成功。→じゃなくて大失敗。

カイワレ大根ってひょろひょろと伸びてやわらかいイメージがあるでしょ。 しかし、自分が作ったのは見た目も食べた感じも全然ちがった。 なにしろ、連日真夏の太陽が照りつける屋上のプランタ。 土から芽が出てすぐに1円玉サイズの双葉が出て、ほぼ同時に子供の手のひらくらいの巨大な本葉が出るくらい育ちが良過ぎた。 つまり茎の部分が1センチくらいしかなくて誰の眼にもカイワレ大根には見えないものになってしまった。 で齧るとちゃんとそれっぽい味はするのだけど、葉は硬いので、なんか別の食べ物みたいだった。

それ以来、長ネギやかぼちゃ、ユリなどを栽培してみたけど、カイワレ大根はつくってない。 多分、薄暗い箱か何かの中で育てれば、ひょろっとしたやわらかいのができるのかも知れない。

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